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トピックス

【卒業生の皆様へ】本校校長より卒業生のみなさんへのメッセージ


卒業生の皆さんへ


 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 これまで卒業生を支えて来られた保護者の皆様にもお祝い申し上げます。

 東日本大震災は未曾有の災害となりました。犠牲になられた方々には深い追悼の意を表します。また、被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。

 皆さんの卒業式は、安全面等を配慮して、やむなく中止とさせていただいたことをご理解下さい。
卒業生の皆さんに、卒業式の祝辞に代えメッセージを送ります。

 本校に入学していただいた皆さんの中には、「福祉や保育・教育に興味があったから」「就職ができそうだから」「親に言われたから」など入学の動機は人によって様々であったと思います。親御さんに支えられていた若い時期に入学を決めたので、気がつかなかったかもしれませんが皆さんのどこか無意識の部分に「人を助けたい」「将来、人に感謝される仕事に就きたい」という気持ちがあったのだと思います。

 今回の東日本大震災で、世界中の人々が義援金など、救助の手を差し伸べたりしているやさしさを見て、私も改めて福祉の大切さ、人に与えることの大切さを強く感じています。
皆さんも今回の東日本大震災で日本人の強さを目の当たりにしたと思います。世界唯一の核被爆国で、大戦に負け、毎年台風や地震や津波も来る小さい島国にもかかわらず、それでも日本は立ち上がってきました。

 どんな不利な状況でも少しずつ日本国民みんなで努力し続けてここまでの経済大国になりました。皆さんも日本のようにどんなに困難があっても努力し続けて下さい。最初は出来なくても、努力し続ければ必ずできるようになります。最初から出来る人は誰もいません。

 例えば、今や世界で活躍するイチロー選手も、子どもの頃は彼より野球がうまい同級生はたくさんいたと思います。しかし今は、彼より野球がうまい同級生はいないでしょう。それは、野球がうまかった同級生が野球をやめてしまっても、彼は野球を続けたからです。皆さんもイチローのように、毎日少しずつ昨日の自分を乗り越えて下さい。ある日、誰よりもうまくなっている自分に気がつく日が来るはずです。

 本校で学んだことはこれから皆さんが社会で学ぶことのほんの一部に過ぎません。社会人になってからほとんどの人が勉強をやめてしまいます。勉強し続けて下さい。努力し続けて下さい。やり続けて下さい。成功に近道はありません。成功している人は必ず自分を信じて努力し続けています。

 もう一つ皆さんにお伝えしたいのは、人からもらうことではなく、人に与えることを考えて欲しいということです。日本は今まで世界中のあらゆる国が災害にあうと必ず救助に向かいました。「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ、今回は国連が全力で日本を援助する。」といって世界中の人々が日本を助けに来てくれています。もし、日本が自国の利益ばかり考えていたり、他国からもらうことばかり考えていたりしたら、今回のように世界中の人々の気持ちを動かすことはなかったでしょう。

 皆さんは、人に愛されたかったら、自分から先に人を愛して下さい。人に助けてもらいたかったら、自分から先に人を助けてあげて下さい。「他人の痛みを自分の痛みとして感じられる心」を大事にして下さい。皆さんの一人ひとりが豊かな心で生きるとともに、世の中のために何らかの形で役立つ人間になるよう願っています。

 日本を再建するのは皆さんの世代です。私は卒業生の皆さんが日本人のやさしさ、日本人の不屈の精神を忘れずに立派な社会人になることを心から期待しています。

   

東京福祉保育専門学校
校長 中島まさ子









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